素材深掘り:白磁の「真実」と、彩りの姉妹たち

素材深掘り:白磁の「真実」と、彩りの姉妹たち

その吸い込まれるような白さと、光を透かす透明感。実はそこには、一般的な陶磁器とは異なる「ある秘密」があります。

今回は、素材の力を引き出すCTSHのこだわりと、そこから派生した彩り豊かな姉妹製品についてお話しします。

1. 「無釉(むゆう)」という、究極の引き算 CTSHを代表する白磁シェードの多くは、実は先述した「釉薬(ゆうやく)」をあえてかけていません。 成形したあと、何も纏わずに高温で焼き上げる「無釉焼成」を採用しています。

  • 光を透かすために: 釉薬をかけないことで、白磁本来のきめ細やかな質感と、光を透過させる力が最大限に引き出されます。電球を灯した瞬間にシェード全体が柔らかく発光するのは、余計なものを一切削ぎ落とした「素の白磁」だからこそ成せる業なのです。

Ljusリュース 白磁フリコE17

2. 釉薬で描く、もう一つの物語。 その一方で、無垢な白磁とは対極の魅力を放つのが、オリジナルの釉薬を施した姉妹製品たちです。 フォルムはそのままに、練り上げた「色」を纏うことで、全く新しい表情が生まれます。

  • オールドネイビー: 深海を思わせるような、静謐で奥行きのある紺。削り出しの真鍮ソケットと合わさった時の気品は、格別です。

  • オールドグレー: 都会的な洗練と、土の温もりが共存するグレー。どんな空間にも馴染みながら、確かな個性を主張します。

■ 3. 質感を選ぶ。光を選ぶ。

  • 無釉の白: 光を透過し、空間全体を優しく包み込む「拡散の美」。

  • 施釉の彩り: 横方向にわずかに光を透過させながら、下方へ強く落とすことでドラマチックな影を作る「陰影の美」。 どちらが良いかではなく、その場所をどんな空気にしたいか。素材の仕上げ一つで、光の質をコントロールできるのがCTSHの楽しみ方です。

ここがポイント!

  • 「素」と「装」の使い分け: 白磁フリコやクーパで透明感を楽しむもよし。オールドネイビーやグレーで重厚な空間を演出するもよし。これらはすべて、美濃の同じ土から生まれ、職人の仕上げによって異なる魂を吹き込まれた兄弟たちなのです。

 


 

無釉の白磁は、焼き上がった時の純白さは格別です。そこにオリジナルの釉薬をかけたネイビーやグレーが並ぶと、工房の中がパッと華やぐんですよね。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合う「質感」を見つけてみてください。

 


 

白磁の照明たち