■ツールマークを残す理由
金属製品というと、表面を磨き上げ、傷ひとつない状態に仕上げることが
“完成”だと感じる方も多いかもしれません。
実際、均一なヘアラインや鏡面仕上げなど、美しく整えられた仕上げもひとつの魅力です。
その一方で、CTSHではあえてツールマークを残す仕上げを取り入れています。
ツールマークとは、金属を削り出す際に工具が通った軌跡のことです。
削り出しという加工方法だからこそ現れる、いわば”制作の痕跡”とも言えます。

※クロムの表面にうっすらと見える線がツールマークです。
通常であれば消されるこの跡を、あえて残す理由。
それは削り出しならではの質感をそのまま感じていただきたいからです。
決してラフな仕上げではなく、精密に削り出されたうえで成り立つ
“整った中の揺らぎ”とも言えるものです。

ツールマークは削り出しで作られたからこそ出来る魅力です。
私自身この「素材感」をとても気に入ってます。
ペンダントライト以外にも実はツールマークが残っています。
CTSHではライト以外に表札や雑貨を販売しております。
特に表札は、お客様に文字を指定していただき、そこから削り出して製作する
のですが、その際に出来たツールマークは大きく目立たない限り残します。
※あまりにも目立ってしまう場合は修正を加えております。

全てを均一に仕上げるのではなく、あえて残すことで生まれる質感。
削り出しだからこそ現れるこの痕跡もまた、製品の一つの魅力として
お楽しみいただければと思います。


